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美容室 HAYATO NEW YORK / ハヤトについて

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ハヤトについて



'当僕がN.Y.へ行こうと思った切っ掛けは、ヘアアーティストを目指した切っ掛けと同じでした・・・

N.Y.を目指して アメリカ人とのふれあい エキサイティングN.Y. 美容師として日本人として
  その頃、シンガーソングライターを目指し、日夜バイトとスタジオ通いの毎日だった僕は、ある日将来のことで父と口論となり、とうとう勘当されてしまいました。その時から、自分の将来をもっと現実的に考えるようになったような気がします。そんな僕がなぜ、美容師に進んだかと言うと、N.Y.のヘアサロンを紹介したテレビを見たことが直接の切っ掛けでした。僕は目を皿のようにして、そのテレビを見ていました。カッコイイ・・・・・。一番驚いたことは、スタッフが全員男性ということでした。その頃、美容師という職業は女性のなるものだと考えていたのでカルチャーショックを受けました。ましてや、男性の職業としてはネガティブに考えていただけに、その瞬間からポジティブに変わりました。今思えば、その時から僕の心はN.Y.を目指していたのだと思います。その頃、僕は19歳の終わりでした。
親に勘当されているので、誰に頼るということが出来なかったため、行きつけの美容室へ行き、まずどうしたら早く美容師になれるのかということを相談してみました。そして夜間クラスに通いながら、昼はサロン勤めをすることにしました。美容業界に入ってからの僕は、まるで何かに取りつかれたかのように仕事をし、毎日が新鮮で素晴らしく思えました。一通りのテクニックが出来るようになった頃、今までずっと胸の奥秘めていた思いが浮上してきました。その頃、22歳でした。
その思いを僕の先生である、“プレビア赤坂”の阿原先生に相談したところ、「海外に行きたいのだったら出来るだけ若いうちに行った方がいい」と賛成してくれました。先生にしてみれば、やっと一人前になり、「さぁこれからバリバリ働いてもらうぞ」という時だっただけに、賛成してくださったことは何事にも変えることの出来ない恩だと思いました。河原先生は、今でも僕がヘアアーティストとして尊敬する人です。
  それから実際にN.Y.に行くまでには1年半かかりました。その間に貯金をして、やっと念願のN.Y.行きとなったわけですが、最初の難関はアメリカのイミグレーションでの入国の時にやってきました。英語が全く出来ないために入国審査官からの質問が分からず、変なところでYES,NOを間違えて不審に思われ、不正入国ではないかということで別の部屋に移されました。まず、そこでは持ち物検査が行われました。すると、どうでしょう。一応、念のために持ってきたハサミやブラシ、ドライヤー等がゾロゾロと出てきて、今度は不法に働くつもり出来たのではないのかと疑われ、強制送還になるかも知れないという状況になってしまいました。しかし、やっと入国が許されることになり、予定通りであれば乗り継ぎが良かったはずなのですが、その後、たった一人で国内線をシアトル・デンバー・N.Y.と乗り継ぐ羽目になってしまいました。
ホテルは5日間しか取っていなかったので、のんびり観光気分ではいられません。まずアパート探しから始めましたが、初日はホテルから500m以内をウロウロするのがやっとでした。2日目は親類から紹介された人に会い、その人がいつも担当してもらったいるというヘアドレッサーの「シズコさん」という人を紹介してもらいました。4日目にそのシズコさんに会い、色々と話をしているうちにアパートの話になり、事情を説明したところ、「私のアパートの一室が空くから、もし良ければ住んでもいいですよ」と言われ、まるで神様が手をさしのべてくれたようでした。彼女はN.Y.に10年近く住んでいるので英語は出来るし、N.Y.には詳しいし、僕にとってはこの上ない話でした。
  驚いたことにこちらでは見知らぬ男女がアパートをシェアすると言うことはごく普通のことだそうで、日本で育ってきた僕にとっては女の人と一つ屋根の下に住むと言うことは同棲、もしくは結婚の時だけと考えていましたから、最初は「本当にいいのかな?」と思いましたが、ゆっくり考えている時間もなかったので、お言葉に甘えてお願いすることにしました。運良くアパートも決まり、N.Y.での生活の第一歩がスターとしました。