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ハヤトについて



N.Y.での生活は、毎日がエキサイティングです・・・

N.Y.を目指して アメリカ人とのふれあい エキサイティングN.Y. 美容師として日本人として
  マンハッタンという街自身が呼吸しているというか、まるで巨大な生き物のように、とにかく“生きている”街だと実感しました。
  少し街の特徴を説明するとマンハッタン島というのは日本で言えば渋谷区と港区を合わせたぐらいの面積で、東側にはイーストリバー、西側にはハドソンリバーという川に挟まれた小さな島です。道が碁盤の目のようになっていて、縦を走る道がアベニュー、横を走る道はストリートと区別されています。アベニューとストリートの交差する角には必ずサイン(看板)があり、初めて道を歩く人でも迷子になることもなく、とにかく分かりやすい街です。
  どのエリアに有名ヘアサロンが多いのかと言いますと、アッパーイーストサイド、五番街やマディソン街です。このエリアはやはりレント(家賃)が高いためか、2階や3階に店を構えているサロンが多く、住所を確認してから見学に行くと良いと思います。ブルーノ、サスーン、バンブル・バンブル、ピィピーノ、デサンジュ、アブクロード、ジョサハング、フェーカイ、その他多数のサロンがあるので是非行ってみて下さい。ちなみに僕の働くサロンは、23丁目のパークアベニューとレキシントンアベニューの間にあります。勉強したと思っている方にはアドバイスできるかもしれませんので、気軽に立ち寄ってみてください。(HAYATO-BESIDE HAIR SALON 125East 23rStreet 2F tel:212-673-7373)
  プライベートの生活は、最初の3ヶ月はN.Y.に友達もいない人にとっては地獄かもしれません。道ひとつ聞くにも英語ですから、たとえ聞けたとしても相手の話していることが理解できず、それこそ四苦八苦という感じでした。しかし、今となってみてはそれも楽しい思い出です。
  日本では何をするにもお金がかかりますが、僕の思うところ、ニューヨーカーと言われる人はあまりお金を持っている人が少なく思います。そのせいか、街中どこでも日本よりは安く住めて、また楽しさは2倍、3倍あると思います。N.Y.といえばミュージカル、ライブミュージック、ナイトクラブ、バーとたくさん楽しいことがありますが、ライブミュージックはやはり最高!!ビレッジでは連日連夜、明日のスターを目指し、街中の至る所で演奏しています。チャージフリーのものから、5ドル、10ドルといった感じで、音楽ファンにとってはよだれがこぼれ落ちるほど嬉しい話です。まさにミュージックの坩堝(るつぼ)という感じで、本当にN.Y.を実感したかったらあまり有名なコンサートに行くよりも、そういったバーに行くことをお薦めします。こういう場ではアメリカ人とも友達になれるでしょう。
  僕が体験した中で特に印象的だったのは、少し英語を話せるようになった頃、あるナイトクラブで隣に座った黒人が話し掛けてきたときのことです。いろいろな話をした中で「何の仕事をしているんだ?」と聞いたところ、彼は「シンガーだよ」と答えました。シンガーといわれても自称シンガーもたくさんいますから、どういうジャンルか聞いてみると、ブラックコンテンポラリーだと言うのです。まさかレコードなんて出していないんだろうと思いつつ、「レコードは出してるの?」とジョークっぽく聞いてみると、彼は「一枚だしたよ」と言うのです。でも、レコードを出すくらい今の時代そんなに難しくないし、それほど名のある人ではないだろうと思いながら、「ビルボードチャートでは、どれくらいまでいったの?」と質問しました。すると、彼は指を1本立てて「No.1だよ」と一言。こいつはなんてジョークのきつい奴だと思い、「冗談だろう?」と聞くと、一緒にいた彼女が「本当よ」と言うのです。
その人はなんとブラコンファンの人なら誰でも知っていると思います。あの”トニー・テリー”だったのです。僕はなんて失礼なことを言ってしまったんだと思い、反省する反面、アメリカのアーティストの寛大さとフレンドリーなところにとても感激しました。彼は「僕は君の友達だからライブがN.Y.である時はVIPリストに載せるから必ず来てほしい」と言ってくれたのです。また、「いつでも電話してくれ」と言って、彼のほうから自宅の電話番号を教えてくれました。その日初めてあっただけなのに、しかも英語もまともに話せない僕にそんなふうにまで言ってくれるなんて、僕はもう”トニーに感激!”という感じでした。
  その後しばらく連絡し合っていましたが、留守の時が多かったし、やはり電話で英語を話すと言うのは難しくて、今ではほとんど連絡していません。しかし、彼の出すレコードは必ず買うようにしています。セカンドアルバムは日本でも大ヒットしたということを聞き、嬉しく思いました。
ついつい自分の話になってしまいましたが、こんなこともN.Y.では現実におこってしまうのです。とにかく、すべての面で素晴らしい街N.Y.です。