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ニューヨークレポート HAYATO NEW YORKのこと


ニューヨークレポート
(文・田野上勇人)


チャレンジ・スピリッツ。それは、人類が常に発展を続けてきた源ではないだろうか・・・

Challenge Worring Desire planning&action success

  未知の世界に勇気を持って挑戦していこうとする姿勢こそ、世界の流れを変えることの出来る一つの可能性であろう。
   この国にいると、よくLet's Challengeとか I am tryという言葉を耳にする。この言葉こそが、アメリカン・スピリッツのルーツとでも言うべきものだと私は思う。
  今から500年前にコロンブスによって発見された大陸は、世界的な歴史こそはないが、わずか数百年の間に世界一の大国に成長、発展した。日本という国が何千年という歴史を持ちながら、アメリカン・スタイルに学ぶことが多いのはどうしてだろうか?
私が思うに、何故アメリカが現在このような大国になれたかは、その昔、多くは移民としてヨーロッパから何もないこの大陸を目指した人達の勇気とチャレンジ・スピリッツに始まっているように思える。(インディアンは別として)今現在、一般にアメリカンと呼ばれる人達の先祖は、ヨーロッパからのパイオニア達であった。そのスピリッツが代々受け継がれ、のちには世界中の国から移民として、この国に移り住む人達が絶えないようになった。肌の色も違えば宗教もモラルも違う国の人々が、時に争いを繰り返しながら、結果として良いものだけが新たに生み出され、アメリカ独自の習慣や文化のテクノロジーが融合され、今現在の高度社会を実現させたのである。何事にも捉われないことこそが、大きく発展していくために大切ではないだろうか。
  よくアメリカは自由の国と呼ばれることがある。確かに自由だと私は思う。しかし、日本にいた頃に抱いていた自由とは大きく意味が違うものだと分かった。何を考え、何を主張し、何を行うこと、全て自由である。しかし、その考え、主張、行動の全てに責任を持つということである。自分勝手な勝手主義を自由とは呼ばない。アメリカに根付いた自由な思考やアイディアが、チャレンジ・スピリッツにプラスして試行錯誤を繰り返しながら、世界最高の国にのし上げたのだ。
  私達日本人の多くも、このアメリカの持つチャレンジ・スピリッツを見習うべきであると考える。私は特に20代の若い人達に、もっと行動的になってほしいと願っている。多少の無理や無茶なことが許されるこの年代こそ、本当に自由な発想で物事を突き進んで行けるのではないだろうか。また、間違えれば振り出しに戻ることが出来る時ではないだろうか。とにかく、一にも二にもチャレンジは出来る時、もっと真剣に一つのことに打ち込んでほしいと思う。
  最近、私の店に就職希望の人からの問い合わせがたくさんあるが、そのほとんどが女性であることに驚かされる。美容師の数が圧倒的に女性が多いということもあるが、男性一人に対して女性10人くらいの割合である。これは私が思うに、今現在の日本において男性よりも女性のほうが物事に捉われず、自由に、そして今までの社会環境のカラを打ち破ろうとするエモーションが強いからだと思う。
ここニューヨークにいても、日系女性のみなぎるパワーは凄まじいと思う。今まで日本の男性社会の中で凝縮してきた女性達のウーマン・ライツが、自由な国アメリカにおいて一気に開放されるからであろう。ニューヨークの日本人女性は元気である。元気すぎるとも言えるほど元気だ。どんな分野にも入っていこうとトライする姿は、長年に渡って社会的に虐げられてきたこと全てを取り戻そうとするかのようである。
  反対にアメリカでの日本人男性は全体的に元気がない。アメリカ社会に溶け込もうと余りせず、日本の文化そのものをアメリカに持ち込み、結局、望みがかなわずに日本に帰国するパターンが多いように思う。過保護に育てられた今の日本人男性は、自分で道を切り開くことを忘れてしまったのか?与えられたレールの上を、何の苦労もせず、脇道にそれることもなく、社会という大きな流れのままに流されて、何一つ手出だしが出せないでいる。
  人間はチャレンジ・スピリッツと勇気さえあれば、どんな大きな川の流れでも変えることが可能なのである。今の流れを変えることが出来るのは、今の若い世代の行動や思考なのだ。20代の若い男性美容師達よ。もっとチャレンジしよう。女性に負けることなく、勇気を持って、明日の自分のために、そして社会全体のために・・・その勇気こそが物事を変える一つの可能性の全てだから・・・。